7月末に地球との大接近で話題を呼んだ
火星は、惑星達で賑やかな夜空の中でも
ひときわ明るく光っています。
15年振りの大接近とあって
その明るさは、一等星を超えた-2.8等級。
地球から一番離れた時の明るさと比較すると
その80倍というのですから、明るいのも納得がいきます。
いつもなら金星が沈んだ後は、惑星の王者木星が
何よりも明るく輝いているものなのですが
今、火星は木星よりも明るいのです。
「初めての人でも、火星を探せないことは絶対にない」
と言っても過言ではありません。
では、いつもの火星はどんな感じ?というと
火星のライバルと比べると想像がつきます。
火星と赤い輝きを競う星
それは、理科の時間に赤色超巨星として登場する
サソリの心臓アンタレスです。
アンタレスとは火星のライバル(敵)という意味があり
その名の通り火星と並んだりすると
まるで双子のようです。
火星の明るさは9月末まで続き
私達の目を楽しませてくれます。